サクラエディタで HTML/CSS/JavaScript, Pythonを整形するマクロ

Posted on 2019-06-07

サクラエディタ で、HTML/CSS/JavaScript, Python を整形するお手軽マクロです。
他のエディタには整形機能があっていいな~と思っていたら、他力本願で簡単に拡張できたので紹介します。

サクラエディタ で、HTML を整形するマクロ

js-beautify をインストールしておきます。

Note

css や sccs も整形できる prettier の方がお得感がありますが、 html 整形は残念な出来栄えです。

> npm install -g js-beautify

以下のマクロを %UserProfile%\AppData\Roaming\sakura\HTML整形.mac に保存します。

// HTML Beautifier (HTML)
SelectAll(0);   // すべて選択
ExecCommand('html-beautify -s=2 -=4 -U=No "$F"', 131);  // 外部コマンド実行

[ツール(T)] [名前を指定してマクロ実行(E)] から、HTML整形.mac を指定して実行します。

サクラエディタ で、JavaScript/CSS/SCCS を整形するマクロ

prettier をインストールしておきます。

> npm install -g prettier

以下のマクロを %UserProfile%\AppData\Roaming\sakura\JavaScript整形.mac に保存します。

// HTML Beautifier (HTML)
SelectAll(0);   // すべて選択
ExecCommand('prettier --write "$F"', 131);  // 外部コマンド実行

[ツール(T)] [名前を指定してマクロ実行(E)] から、HTML整形.macを指定して実行します。

サクラエディタ で、Python を整形するマクロ

同様に、autopep8 をインストールしておきます。

Note

autopep8 もいいけど、最近では black が流行りみたいです。

> pip install autopep8

以下のマクロを %UserProfile%\AppData\Roaming\sakura\Python整形.mac に保存します。

// Automatically formats Python code
SelectAll(0);   // すべて選択
ExecCommand('autopep8 --ignore E24 "$F"', 131); // 外部コマンド実行

[ツール(T)] [名前を指定してマクロ実行(E)] から、Python整形.macを指定して実行します。

今日のおまけ

最近は、黒い窓の替わりに ConEmu を使ってカラー表示するのがマイブームです。 フォントは BIZ UD ゴシック を使っています。
ちょっとした *nix コマンドは、busybox-w32 でも良いですが、 ezwinports に新しめのバイナリが揃っているのでお勧めです。
less は、こちらに新しいバイナリがあります。

Note

サクラエディタ では顕在化しませんが、Ricty Diminished font には backquote のグリフ情報が誤っているという致命的問題があります。 Win10 では、BIZ UDGothicNoto Sans Mono CJK JP をお勧めします。

GnuWin32 は、老舗ですが更新されていません。 ここにある less は悲しいぐらい使えないので注意が必要です。