配布用ファイルを作ろう
MoeItem ビルド方法説明の 4 回目(最終回)。
今日は、Windows の Setup.exe を作るお話です。
5. 配布用ファイルを作ろう
5.1 InnoSetup の入手
InstallShield(有償)とか使えると良いのでしょうけれど、
フリーソフトの配布なので無料で使える InnoSetup を使います。
Jrsoftware.org から QuickStart Pack を選んで
innosetup-qsp-5.5.9-unicode.exe をインストールします。
5.2 InnoSetup の起動
InnoSetup.iss をダブルクリックすると InnoSetup が起動しますので、設定を眺めてみましょう。 プログラムファイル一式を C:\Program Files\moeItem に配置し、 データベースファイルを全ユーザが読み書きできる C:\ProgramData に配置するなど、 設定は一目瞭然なので説明は不要でしょう。 Compile を実行すると、Downloads にインストーラが作成されます。
注意
ProgramData はファイル所有者のみ書き込み可です。 あとで直さなくては...
5.3 Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージの扱い
dist\moeItem の中身をよく見ると
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージに含まれる mfc90.dll 等のファイルが存在します。
これらは、Microsoft サイトから適宜ダウンロードすれば配付プログラムに含めなくても良いのですが、InnoSetup でどのように処理を書いたらいいのか分らなくて放置しています。
以上で、MoeItem ビルド方法の説明は終わりです。